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2006年4月 8日 (土)

三鷹

住宅の確認申請の事前調査をするために三鷹市役所へ行きました。
駅前広場の参考のために南口を少し見て歩きました。
感想は、全体的にはきれいにまとまっていて好印象でしたが、日本の駅前広場の悲しい現状を見た気がします。
駅前広場はコンパクトにまとまっていて、舗装やストリートファーニチャアもシンプルなので、わりときれいです。ただ、添付写真のように、ちょっとしたスペースがあると、ことごとく「駐輪禁止」の柵が置かれていました。一体何のために広場や通路を作ったのでしょうか?
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東大の大野先生がいつも言っていることですが、日本では自転車は迷惑施設なのですね。でもみんな便利だから使ってます。駅前商店街の人も駅前広場を整備した行政も、たくさんの人が買い物に来て欲しいと思ってるはずです。ではその人たちは家から何で来るか?三鷹みたいに広範囲に住宅地を持つような街では当然自転車か自動車もしくはバスです。でもみんなが自動車に乗って駅前に来たらとてもではないけど道路も駐車場もパンクです。バスは割と多く通っているようですが、自由度が低いし定時性に不安があります。やはり自転車が一番自由で、しかも環境にも優しい。都市計画やまちづくりの話の中では、必ず自動車を目の敵にして自転車を利用しよう、と唱ってます。でも実際は、先進的と思われる三鷹駅ですら、自転車に市民権を与えていません。
違法駐輪をしてほしくないなら、駐輪場をしっかり整備するべきです。それも一番人が停めたいところに。お店や駅の近くにみんな停めたいと思ってます。だから「駐輪禁止」柵が無いとみんなそこに停めてしまうのでしょう。
この場所を計画した行政やコンサルの人は、そんな当たり前のことも思いつかなかったのでしょうか?柵を置いている警察にも融通の利かなさがありますが、それ以前にあきらかに計画のミスです。停めたいと思う場所に、停めて良いようにはじめからきちんと駐輪場を作る、というのが本当の計画、設計ではないのでしょうか?
できてしまった物にとやかく言っても仕方ないので、これから三鷹市、警視庁、商店街、交通事業者など関係者がしっかり話し合って、駅前の自転車の処理を再検討して、本当に使いやすい駅前広場にして欲しいものです。

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